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コンタクトレンズ障害
使い捨てレンズの継続使用や、眼科医の検査を受けずに装着する連続使用等、コンタクトレンズの不適
切な使用に起因すると思われる眼病の増加が眼科医団体等から指摘され、日本国政府は「おしゃれ用カ
ラーコンタクトレンズ」の規制に乗り出した。
厚生労働省・経済産業省が、医薬品医療機器等法の枠内で規制を行う方針を固め、医薬品医療機器等法
及び関連省令等を改正し、施行されて、以降は医療機器となった。
CL(コンタクトレンズ)装用時間が長時間使用になると重症な眼障害の
原因になるおそれがあります。

長時間装用による重症な角膜潰瘍と角膜浸潤は多く、角膜上皮障害、
アレルギー結膜炎(巨大乳頭結膜炎を含む)も多いです。

10代では感染性角膜炎の96.3%の原因はCLの使用感染性角膜炎とは重
篤な角膜疾患で後遺症として失明などを生じる恐れのある病気です。



起炎菌では、2週間頻回交換SCLや従来型SCLといったケアを必要とす
るコンタクトレンズではグラム陰性桿菌が多く、ディスポーザブル
(SCL)はグラム陽性球菌が多いようです。

CL装用が重篤な角膜感染症の誘因になることを再認識するとともに、
CL装用者に対しては正しい指導をしていくことがきわめて重要です。





酸素不足にて角膜に新生血管発症のサイン

血管のない角膜は酸素不足が慢性的に続くと、酸素不足を補おうと
角膜周辺部から角膜中央部に向かって血管が進入してきます。
これは酸素不足の指標となります。
SCL(ソフトコンタクトレンズ)に多くみられ、睡眠時にSCLを連
続装用する人に多く発症します。CL使用者は専門医の指導を守る事
が重要です。




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